このページでは、Folkluminaに登場する用語の中で、民俗学的な背景や意味を持つ言葉を中心に解説しています。
聞きなれない言葉や地域特有の風習について、物語とあわせて理解を深めるヒントにどうぞ。
あ行
- アエノコト(あえのこと)
- 石川県能登地方に伝わる年中行事。冬至や正月に、田の神を家に迎えて食事をふるまい、田に戻すという儀礼。
▶ 第3章に登場 - アラミタマ(あらみたま)
- 荒ぶる神霊の側面。対になる「ニギミタマ(和御霊)」とともに、日本古来の神霊観を表す言葉。
▶ 第5章「見えざる田の神」などに登場
か行
- カミナリオコシ(雷起こし)
- 雷の音を模した春の行事や太鼓打ちの儀式。五穀豊穣を願う民間信仰と結びつく場合が多い。
▶ 第7章の背景モチーフ - ケガレ(穢れ)
- 死や出産、血などによって「不浄」とされる状態。日本の民俗信仰では、ケガレを祓う儀礼が各地に存在する。
▶ 第2章/第8章に関連表現あり
さ行
- サイノカミ(塞の神)
- 村境や道の分岐に祀られる神。旅人や悪霊の通過を防ぎ、集落を守る役割を持つ。
▶ 第6章に登場 - シンエン(神宴)
- 神と人が共に食事をする儀式や場面。祭りにおける直会(なおらい)もその一形態。
▶ 第4章に描写あり
た行
- タタリ(祟り)
- 神霊や死者の霊によって災いがもたらされるとする信仰。報復的な意味合いが強い。
▶ 複数章で主題として登場 - トオリモノ(通り者)
- 村を通過する見知らぬ存在を指す。神、霊、災厄、または福をもたらす存在として描かれることも。
▶ 第1章「まれびとが通る道」に登場
な行
- ナモナイ神(名もないかみ)
- 名を持たず、文献にも残らない“土地の神”や“祈りの対象”。民間信仰の象徴的存在。
▶ 第9章「夜にあける手紙」に登場
は行
- ハレとケ
- 日常(ケ)と非日常(ハレ)を区別する日本の伝統的な時間観。祭りや儀式は「ハレ」に属する。
▶ 各章の行事描写に背景として反映
や行
- ヨモツヘグイ(黄泉戸喫)
- 黄泉(死の国)の食べ物を口にすると、現世に戻れなくなるという神話的禁忌。
▶ 第10章以降で登場予定
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